2018年09月10日
おわりそしてはじまり
お読みいただきありがとうございました。
１１年間続いたこのブログも最後とさせていただきます。
漫画も長かったのですが、最後ですので書かせていただきたい。
独り言なので、気になった方だけお読みいただけると幸いです。
このブログの前にも別のサイトでブログを綴っていました。
その前にも消去した漫画ブログもありました。
全部合わせるとおそらく１５年くらい続いていたブログを終わらせることになったのは、
子育てで時間が大幅に少なくなり、
本当にやりたいことを厳選して行く必要がありました。
実は子供を産んでから悩みの人生でした。
私はこんなにもネガティブな人間だったのだろうかと、ほぼ毎日悩んでいました。毎日じゃないかな？
幸せと絶望がいつも交互に押し寄せて
自分で自分をカゴの中に入れて
なんとかやり過ごしていました。
まあ、そんな中でもやりたいことはだいたいやりましたが、それはカゴの中の範囲です。
引越しがきっかけで、自由を得るはずが逆に子供にかかりきりになりました。
それで余計に考えたのです。
「自分は本当は何をしたいのか？」
「このまま家族のためだけに生きて行くのか？」
「とはいえ自分のやりたいことなんて大したことないんじゃない？」
そんな悶々とした日々の中で最後に描いた漫画がこの最終回です。
ちょっと解説させていただきますと
私には前世ではチベットで仏画を描いていたのだと思います。
中学生の時に、破壊されたチベットの寺院の壁画を見て涙が出ました。
懐かしくて
こんな感覚みんなあるんだろうと思っていたらそうでもない。
だいぶたってから、前世の記憶や輪廻の情報を知り、そうだったのかなと腑に落ちました。
また、作中にある
「全て捨ててしまえ」
というセリフは、私がもっとも影響を受けた漫画へのオマージュです。
実は華倫変という漫画家の「桶の女」という、
桶の中で商売をしている夜鷹の話で、坊さんに性病をうつされて死んで行く、という
なんとも暗い話なのですが、その作中にお坊さんが
「放下著（ほうげじゃく）とは、全て捨ててしまえという意味ですよ」というシーンがあります。
当時中学生か高校生だった私はボロボロ泣いて、それからずっとその言葉を胸に抱いて生きることになります。
そして今回、悩みもがいた挙句、諦めて「全て捨ててしまえ」たのか
なんかこの漫画を書き終える頃、
いろんな変化があったんです。
だから、捨てても捨てても生きる限りまた何かを背負って、また捨てて
の
繰り返しなのかも知れませんが
また新しいステージに進むことが出来そうです。
人間は生きることに「意味」を欲しがる面倒臭い生き物です。
これからはそんな「意味」も求めないくらいに人生エンジョイしたいと思います。
当ブログは今回で最終回とさせていただきますが、
もしかしたら今後また気が変わって漫画ブログを始めるかも知れません。
その時はまたどうぞよろしくお願いします。
と、まあ最後は真面目に
漫画に出てきたたくさんの友人。
一話でも読んでいただいた読者の方々。
自費出版するに当たってご協力いただいた方々
常に新鮮なネタを追いつかないほど提供してくれる子供達
ネタにされてもクレーム一つ出さない旦那様（出してたかも）
本当に長い間ありがとうございました。
もしどこかでお会いしたらお声かけください（＾＾）
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