森をいただく

ほあんたま

2010年01月28日 16:06





わたしたちの関わる活動NPO森林・環境ネットワークでは、大人向けの森の学校、「森楽塾(しんがくじゅく)」が開かれた。

今回は第三回目「森をいただく」
美山の田歌舎の藤原誉氏をお迎えしての鹿肉パーティー!!!!

どういうわけかベジタリアンとよく間違えられる私だが、実は動物の解体が大好き。
昔から動物の死体とかあるとまじまじ見ちゃう変な癖があるんです。
可哀想とか、感情よりも「ほほ〜」って思ってしまう。


今、鹿の問題が深刻になっていますが、鹿も食べるものがなくて仕方がなく里に降りて来たりしています。
しかも天敵がいないためか、どんどん増えて、鹿の食害が広がる一方だとか。
その割に鹿を撃ったとしても、そんなに高く売れないので、いい加減に解体して売ってしまう人が多いそうです。そうすると「鹿はまずい、臭い肉」としてどんどん価値が落ちてしまうそうです。

藤原誉さんの仕事は本当に丁寧で、まさに職人技。それはきっと鹿をリスペクトしているからだと思うのです。
そして味は、野性味があるのにあっさりしている!
私は肉の解体は好きでも、体質的に量は食べられないんですが、いくらでも食べられました!さすがに妊婦なので生は控えめにして、シチューやカツを食べまくり!!


誉さんは印象的なお話をして下さいました。
「ぼくはたまたま獲物が捕れると嬉しくなる性質だったから”殺し屋さん”に向いていた。
皆が皆”殺し屋さん”になる必要はないけど、肉を食べるということは、だれかがその役割をしている。
それをたまにこうして見たり、経験したりすることは大切だと思う」



私は、心から感謝しておいしくいただいた。
というのも、一頭の鹿としての状態から目の前でこうして肉になったのだから、それはありがたさもひとしお。
ましてやたった一頭から30人以上の大人の胃袋を満足させられるなんて、それだけで尊敬に値する。

ありがとう、鹿!!!!!




でも実は翌日吐いた。
体質によって、お腹の調子が悪く(良く?)なった人もいたみたい。
きっと野生の肉だから強いんだろう。山菜みたいに

でもまた機会があれば懲りずに食うぜ!